バラとミニバラのお手入れ 剪定

主な病気と害虫

病害虫は、バラにとりついて栄養を奪うカビや、バクテリアなどが原因の病気と、バラを食害する虫類に分けられます。ここでは、ミニバラに害を及ぼす代表的な病害虫と殺虫殺菌剤をご紹介します。殺虫殺菌剤は、近くの園芸ショップやホームセンターで気軽に購入できます。

黒星病の写真黒点病(病気)
この病気に侵されると、葉に黒い斑点状のものが発生し、やがて落葉します。伝染力がきわめて強く、放置すると次々に広がります。この病気は早期発見、直ちに防除が肝心です。黒い斑点が現れた葉は治ることがないので、葉を取り除き、その葉の上段と下段の葉も取り去って処分し、殺菌剤を。2日おきに3回ぐらい集中的に散布します。
予防薬:サプロール、ダコニール、オーソサイド、トップジンM
うどんこ病の写真ウドンコ病(病気)
うどん粉をまぶしたような白いカビが、茎や葉に発生する病気です。葉が変形して観賞価値が低下したり、成長にも影響します。風通しをよくしたり、チッ素肥料を少なくしたりすることでかなり効果をあげられます。
予防薬:ミラネシン、ダコニール、ルビゲン、トップジンM
根頭ガンシュ病の写真根頭ガンシュ病(病気)
接木部分や根などに、暗褐色のコブができ肥大していきます。土中に存在している、ある種のバクテリアが傷口などから侵入し、遺伝子置換を行って自己増殖する病気です。基本的には治療困難ですが、コブをできるだけ深く削り取ったり、木酢液の原液を患部にかけると、治癒することもあります。治癒不能なら株ごと抜き捨てます。この病気が発生している根は植えつけないようにしましょう。
薬剤:木酢液
ハダニの写真ハダニ(吸樹性害虫)
肉眼では見にくい小さな虫です。特に夏の乾燥期に古い下葉から発生します。葉の裏に寄生し、養分を吸い取るので、放置すると全ての草がカサカサになり落葉します。くもの巣を張ったような状態になる場合もあります。早めに殺虫剤を散布しましょう。
防除薬:ニッソランV、テルスター 、ダニトロン、アデオン
アブラムシの写真アブラムシ(吸樹性害虫)
体長1〜2mm程度の緑色や黒色の小さな虫です。繁殖力が旺盛で、新芽、茎、つぼみを中心に群がり、樹液を吸って害を与えます。また、病気の媒介をしたり分泌物でアリを誘引したりします。
防除薬:マラソン乳剤、オルトラン、スミチオン、アデオン、アドマイヤー
カイガラムシの写真カイガラムシ(吸樹性害虫)
白色のロウにおおわれた小さな虫が枝につき、やがてびっしりついてきます。ロウに覆われており、薬剤が効きにくいため、ブラシでこすり落とします。
防除薬:オルトラン、テルスター、マラソン乳剤

散布方法

バラは葉裏にある気孔から病菌がひりやすいので、噴霧器で葉の裏にかかるように散布します。また、雨が降ると病菌が広がりやすいので、雨が降りそうなときは、積極的に散布します。ほとんど無駄にはなりません。