アナナスの歴史

原産地と環境

アナナスの原産地は中南米、および北米南部ですが、特に南米アンデス山系を発祥の地とするものが多いようです。

アナナスが属するパイナップル科植物はおよそ1,800種もあり、そのうち日本には約300種が導入されています。最も代表的な種類は食用のパイナップルですが、観葉植物としてもエキゾティックな独特の雰囲気のあるものが多く、世界の観葉植物でも重要な位置を占めています。

原産地の環境は、種類によって同じとはいえませんが、主要な栽培種は熱帯雨林などの樹木などに着生しているものが多く、高温多湿な環境を好みます。

歴史

パイナップルはコロンブスによって1493年に欧州に紹介され、日本にも1845年にはすでに導入されていました。そして、観葉植物としては、明治末に若干導入され始め、以後昭和にかけてかなりの種類が趣味用、植物園の展示用などに導入されてきました。しかし、本格的な営利生産が始まったのは昭和30年代に入ってからです。この時期は、日本の観葉植物の近代的生産の夜明けであり、ブロメリアをもって大規模観葉植物生産が始まったともいわれています。昭和30年代後半〜40年代にかけては観葉植物の半数近くをブロメリアが占めるほどでした。

しかし、 昭和48年のオイルショックを起因に、アナナスの生産は急速に減少していきます。これは、アナナスの栽培期間の長いこと、冬季の暖房費が高くつくことなどが主な理由であったようです。観葉植物=アナナスといってもよい時代からみれば、現在の生産は少ないですが、しかし、主要な観葉植物の1つであることに違いはありません。特に、国際的にみれば、欧米では日本以上にウェイトがあり、新しい品種の育成も進んでいます。

現在、ブロメリア・ギフでは、栽培方法の改良や生産段階での合理化に成功し、日本中のみなさまに、より安く安定した供給をさせていただくことができるようになりました。